こんにちは、将来のお金に対する不安から、貯金や投資に関する本を普段から読み漁っているべいちょーと申します。
家計簿をつけたいけれど、どうやったらいいかわからないと悩んでいませんか?
家計を管理するために必須の家計簿。一昔前までは専用の家計簿ノートに各項目を記入、電卓を使って収支を計算しお金を管理をしていましたが、結構大変。最近ではパソコンやアプリなど便利なツールが増えてきているものの、有料であったり、機能が制限されており思い通りに管理できないなんてことも。
そこで今回の記事では、項目を埋めるだけで表を作ってくれるちょっと変わった「ひと目で分かるエクセル家計簿」についてご紹介します!
こんな人におすすめ!
- 家計簿をつけたい
- 貯金をしたい
- どこで無駄遣いをしているのか知りたい
この記事を読み終える頃には、エクセル家計簿の使い方や良い家計とはどういうものかがマスターできるはずです。家計を見直すキッカケにもなります!!
第3章に「ひと目で分かるエクセル家計簿」の無料配布のリンクがあるので、ダウンロードして是非使ってみてください!
1. 家計簿の付け方とは?
家計簿をつけるために重要なのは、使ったお金が食費なのか娯楽費なのか等、きちんと項目に分けて処理することです。 そうしないと家計の収支がわからなくなり、家計簿をつける意味がなくなってしまいます。
家計簿をわかりやすくするために、まず3つの大きな項目に分けて説明していきます。
1.1 家計簿を作るための項目① 収入
まず1つ目の家計簿を作るための項目は収入です。 収入とは、 働きの対価としての給料やアルバイト、 そのほか副業や配当金で得たお金のことを指します。
1.2 家計簿を作るための項目②支出
2つ目の家計簿に記載する項目は支出です。支出は大きく分けると固定費と変動費に分けられます。家賃や携帯代、保険代など毎月一定額払うものは固定費、逆に食費や娯楽費など月ごとに使う金額が変わるものは変動費として扱います。
1.3 家計簿を作るための項目③純資産
3つ目の家計簿に記載する項目は純資産です。1か月の収入から支出を差し引いた差分のお金のことを指します。もっと簡単に言えば、貯金にあたります。貯金ができている(プラスの)場合は純資産、逆に貯金残高が減っている(マイナスの)の場合は、純損失として表します。また、株や債券などお金に変えられる価値のあるものについても純資産に該当します。
実は紹介した3つの項目は、企業が公開している損益計算書(PL)と対応した項目になります。家計簿とは直接関係ないと思われるかもしれませんが、損益計算書は企業のお金の管理状況を示す重要な指標になっています。
2. 損益計算書とは?
先ほども前の章で少し説明しましたが、損益計算書とは企業の利益を知ることができる決算書類です。株取引を行なっている投資家にとっても重要な書類であり、損益計算書を読むことで企業がどれくらい儲けているか・損を出しているかがわかります。
でもこれだけ見てもわかりにくいですよね。わかりやすくするために下に示すような図として表してみましょう。
これで、収益に対しての支出や純資産の割合が少しはわかりやすくなったと思います。
右側のグラフには青で営業収益と表示していますが、今回紹介するエクセル家計簿の場合では青の部分が収入にあたります。
左側のグラフには、赤で売上原価、オレンジで販管費、緑で営業利益をそれぞれ表示しています。今回紹介するエクセル家計簿の場合と少し分類の表記の仕方が異なりますが、エクセル家計簿の場合は赤やオレンジの部分が支出、緑の部分が純資産にあたると考えてもらえれば大丈夫です。
3. 実際にエクセル家計簿を作ってみよう。
それでは早速作ってみましょう!と言いたいところですが、先にこのエクセル家計簿のメリットとデメリットについて簡単に説明しておきます。
3.1 エクセル家計簿のメリットとデメリット
エクセル家計簿のメリットとデメリットは下記の通りです。
- メリット
- 追加や修正が簡単
- コピーができ、複製が簡単
- 図を用いることで見える化できる
- デメリット
- 慣れるまでが難しい
でも今回は黄色の部分に金額を埋めるだけだから安心してね!
3.2 実際にエクセル家計簿に記入してみよう
エクセル家計簿の記入欄は下図に示す通りです。エクセル家計簿の「1ヶ月あたりの収支」のシートで確認できます。(スマホや携帯から見ている人は小さくて見づらいと思います。これから手順と共に記入すべき箇所も図を用いて説明して行くので、見にくい人はこれから下記に示す手順を確認していってくださいね。)
下記のリンクからエクセル家計簿のテンプレートをダウンロードしてみてね。
※元ファイルはスプレットシートで作成しているので、エクセル形式(.xlsx)だと図表が崩れる場合があります。スプレッドシートを使用することをオススメします。
「ひと目で分かるエクセル家計簿」の無料配布のリンク
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1M104Zqq9NzchTbVZipI-xQBvN31d3dZyyy76eccyYXU/edit#gid=1870796515
今回提供しているエクセル(スプレットシート)はまだまだ改善の余地があると思っているのでご意見いただけると嬉しいです。
手順① 収入を埋める
まず、収入から記入して行きます。1か月分の給料を記入していきます。ここには、ボーナスなどの臨時収入は入れないようにしましょう!副収入や配当金がある人はそれも記入してくださいね。収入を記入すると合計金額(収入合計①)が表示されます。
べいちょーの現状をもとに説明していくよ!
手順② サブスクリプション費(サブスク費)を埋める
サブスクリプションって何?と思われる人もいるかもしれませんが、サブスクリプションとは「定期購読、継続購入」を意味しており、毎月一定の金額を支払って利用できるサービスのことを示し、省略してサブスクと呼ぶこともあります。最近ではNetflixやYoutubePremiumなどのサブスクリプションを利用している人も多いと思うので、サブスク費という項目に分け支出の固定費の中でも別枠で作成してみました。主要なサブスクリプションサービスは記入していますが、△△の部分を書き換えるなど好きに変更・追加していただいて大丈夫です。
べいちょーが加入しているのはAmazon primeとApple musicでどちらも年会費契約だから、月額に計算して表に記入しているよ。
手順③ 固定費を埋める
次は固定費を埋めていきます。手順②のサブスクリプションも固定費に含まれるので、サブスクリプション費以外の固定費について埋めていきます。(サブスク費は手順②で記入した金額の合計が自動で入ります。)固定費には家賃や電気代やガス代、水道代、スマホ代など季節によって多少変化するものの、基本的にほぼ一定の金額を毎月払う支出に該当します。(薬など定期的にお金がかかる場合があるので医療費を固定費に入れていますが、次に説明する変動費の方に書いていただいても大丈夫です。)
固定費だけで73,230円もかかっていたんだ!スマホ代は乗り換えたらもっと安くできそうだと気づけたよ。
手順④ 変動費を埋める
次に変動費を埋めていきます。変動費は固定費とは異なり、食費や趣味、交際費など時期により大きく金額が変わるものを指します。(ここの項目についても好きに追加してください。)変動費も記入すると、支出の合計(支出合計②)が表示されます。
手順⑤ 投資額を埋める
次に1か月あたりの投資額を埋めていきます。近年老後2000万円問題が取り沙汰され、積み立てNISAやiDecoなど投資を始める人が増えているので、投資額を別枠で作成しました。個別株やETF、暗号資産など他にもいろいろな投資先があるので、好きに変更・追加してくださいね!※ただし、銀行への貯金やタンス貯金はここには含めないでください。別枠で用意しています。
手順⑥ 純資産を確認する
最後に純資産を確認してください。手順①の収入から手順⑤の投資額まで記入すると、純資産は自動で計算され表示されるはずです。貯金は純資産の図の現金貯金(③ー④)にあたります。
手順⑦ 損益計算書を確認する
手順①〜手順⑥まで終えると、エクセル家計簿のシート「1ヶ月あたりの損益計算書(PL)」「1ヶ月あたりの損益計算書(PL) (%)」で損益計算書とその図を確認できます。
青色系が収入、赤色系が支出、緑色系が純資産にあたります。下の図のようにパーセント表示のものも作成しました。何パーセント使っているかは非常に重要です。また、パーセント表示だと、直接他人に金額がわかることはないので、友達と見せ合って自分の支出を見直したり、SNSなどに投稿してこれからの家計簿改善を宣言するのにも便利です。
1か月の損益計算書図を見せ合って、自分の支出を見直そう!
4. 良い家計簿と悪い家計簿を損益計算書を使って確認してみよう!
実際に家計簿を作成したら損益計算表図からあなた自身の家計がうまく管理できているのかを確認しましょう。下に良い家計簿と悪い家計簿の例を示しています。
良い家計簿の特徴の1つ目は、 副業や配当金などいくつもの収入源があることです(青の部分)。これだと病気や怪我で働けなくなったとしても、パソコンひとつでできる副業や配当金など収入が途切れず、万が一の場合でも安心して生活することができます。
良い家計簿の特徴の2つ目は、純資産(緑の部分)の割合がしっかり取れており、支出(赤の部分)を抑えられている点です。バビロンの教えでは、収入の1割を貯金すれば生活に困ることはないと言われてますから、1か月の収入のうち25%以上も純資産として確保できているのは優秀であると言えるでしょう。
逆に悪い家計簿の特徴の1つ目は、収入(青の部分)がひとつしかないまま暮らすことです。企業の成長と衰退のサイクルも早まってきており、い定年まで企業が潰れる保証はありません。もしかしたら、路頭に迷うことになってしまうかもしれません。そのために転職に役立つスキルの習得や副業など他からの収入源を得る方法を考える必要があるでしょう。
悪い家計簿の特徴の2つ目は、支出の割合(赤の部分)が多く、ほとんど純資産が増やせていないことです。今回の例では月の収入が26万を想定しているのですが、良い家計簿では月77,610円、悪い家計簿では月10,461円の純資産を増やすことができています。
1年で見ると良い家計簿では約93万円、悪い家計簿では約13万円貯めることができますが、実際には家電の買い替えなどの出費も入ってくるのでここまで貯めることは難しいかもしれません。
そんな中で、あなたはどちらの人と付き合うまたは結婚したいですか?
明らかに良い家計簿の人ですよね。
皆さんも家計簿からあなた自身の収支を見直して、純資産を増やせるよう取り組みましょう。最近では積み立てNISAやiDecoなど小額からの投資も可能になっているので、結婚や老後に向けてお金を増やす準備をしていきましょう!
5. 純資産を増やすためには(まとめ)
最後に今回の記事をまとめます。
- エクセル家計簿をつけて収支を見直そう
- 良い家計簿は収入源が複数あり純資産の割合が大きい
- 悪い家計簿は支出の割合が大きく純資産の割合は小さい
この記事が皆さんの役に立てると幸いです。